バイオグラフィー

金川真弓は音楽への専心と、豊潤かつ深い音色で奏でられる音楽性が聴衆を魅了している。2019 年チャイコフスキー国際コンクール第 4 位、2018 年ロン=ティボー国際音楽コンクール第 2 位入賞および最優秀協奏曲賞を受賞し、一躍注目を集める。
これまでに、プラハ放送交響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団、フィンランド放送交響楽団、ベルギー国立管弦楽団、フランス国立ロワール管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団等と、日本では、NHK 交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、京都市交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、山形交響楽団、広島交響楽団、九州交響楽団に客演し、ハンヌ・リントゥ、セバスティアン・ヴァイグレ、ユーリ・シモノフ、パスカル・ロフェ、アレクサンダー・シェリー、ヒュー・ウルフ、モデスタス・ピトレナス、カーチュン・ウォン、ケン=デイヴィッド・マズア、尾高忠明、秋山和慶、小泉和裕、井上道義、広上淳一、飯森範親、川瀬賢太郎等の指揮者と共演している。2022 年、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団やベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団へデビュー。
室内楽やアウトリーチでは、トランス=シベリア芸術祭やヴェルビエ音楽祭等に出演するほか、トナリのドイツ・ツアーに出演した。日本では、シャネル・ピグマリオン・デイズでの公演も好評を得る。
ドイツ生まれ。4 歳から日本でヴァイオリンを始め、その後ニューヨークを経て、12 歳でロサンゼルスに移る。現在はベルリンを拠点に演奏活動を展開させている。ハンス・アイスラー音楽大学でコリヤ・ブラッハーに、また名倉淑子、川崎雅夫、ロバート・リプセットの各氏に師事。
使用楽器は、日本音楽財団貸与のストラディヴァリウス「ウィルへルミ」(1725 年製)。